保育お役立ちコラム
【言語解説&基礎知識】医療的ケア児とは? 定義や支援、対応の違い
こんにちは!いつも読んでくださりありがとうございます!
今日は、医療的ケア児をテーマに基礎知識に触れていきます。
この機会にぜひ、医療的ケア児について詳しくなっておきましょう。
▼医療的ケア児とは
医療的ケア児とは、痰の吸引や経管栄養、人工呼吸器による呼吸管理などの医療行為が日常的に必要な児童のことです。
NICU(新生児特定集中治療室)などに長期入院した後、人工呼吸器や胃ろうなどを使用した日常的ケアが必要になるケースがあり、増加傾向にあることがわかっています。
▼医療的ケアの内容とは?
注意したいのは、「医療的ケア」は多岐にわたるということです。
具体的には、鼻咽頭エアウェイの管理、ネブライザーの管理、酸素療法、中心静脈カテーテルの管理、皮下注射、血糖測定、断続的な透析、導尿、排便管理、けいれん時の座薬挿入、吸引、酸素投与、迷走神経刺激装置の作動等の処置など、14類型のケアが医療的ケアとして数えられます。
▼保育士は、研修を受ければ医療的ケアが可能に
医療的ケアは、看護師や研修を受けた保育士(保育教諭)が行うことができます。そのため、医療的ケアが可能な人材がいれば、保育施設でも受け入れが可能です。あなたが気になっている保育施設でも、医療的ケア児を受け入れている可能性は十分にあります
▼茨城県での医療的ケア児の支援状況
茨城県内では、2022年12月に医療的ケア児支援センター「みちしるべ」を開設しました。この施設では、医療的ケア児に関するさまざまな相談支援を実施しています。ホームページの「ご相談フォーム」は24時間受付中です。お気軽にお問合せください。また、周囲に「相談先を探している」という方がという方がいたら、案内していただければ幸いです。