保育お役立ちコラム
家庭的保育事業とは
みなさんこんにちは!
保育の仕事といっても、働く施設の類型によって働き方が異なります。
今回は、0~2歳の子どもを対象とした少人数保育「家庭的保育事業」について解説します。
〇家庭的保育事業とは
個人の自宅の空きスペースなどで、0~2歳の子どもを最大5名まで保育する事業です。
少人数の異年齢保育となることが多く、家庭で子どもを育てるように、子ども1人1人に合ったきめ細やかな保育を行うことができます。
1人の保育者が同じ子どもを担当することが多いため、連続性のある保育を実現しやすいこと、保護者との信頼関係を築きやすいこともメリットとして挙げられます。
市町村が認可し、運営費の補助など公的支援を受けて運営されます。
茨城県には現在、家庭的保育事業所が29か所あります。
家庭的保育者(保育ママ) – 【茨城県公式】いばらき保育人材バンクポータルサイトhttps://hoiku.pref.ibaraki.jp/assistance/kateiteki/
〇家庭的保育者になるには
家庭的保育事業に従事するには、所定の研修を受けて「家庭的保育者」となる必要があります。
保育士資格の有無に応じて所定の研修を修了すると、家庭的保育者になれます。
<保育士資格をお持ちでない場合>
以下の2つの研修を修了する必要があります。
・子育て支援員研修(地域保育コース・地域型保育)※
・家庭的保育者認定研修※
※毎年、茨城県が実施しています。2024年度は、申込期間6/10(月)~7/8(金)。9日間のオンライン講義(全42時間)+施設実習20日間+48時間。
令和6年度茨城県家庭的保育者認定研修を実施します – 【茨城県公式】いばらき保育人材バンクポータルサイトhttps://hoiku.pref.ibaraki.jp/post-10097/
<保育士資格をお持ちの場合>
子育て支援員研修(地域保育コース・地域型保育)※1 を修了する必要があります。
※毎年、茨城県が実施しています。2024年度は6月下旬~7月上旬ごろ申込受付開始予定です。eラーニング8月~11月頃、集合研修10~11月の日程のうち1日。
※詳細が決まりましたら、お知らせページに掲載します。
〇家庭的保育者ができること
家庭的保育者となることで、家庭的保育事業所ではもちろん、以下のような一部の類型で保育に必要な職員となることができます。
そのため、就職活動の際、無資格の場合と比べ、保育施設からみて需要があります。
・6~10人の子どもを預かる「小規模保育事業所(C型)」での保育に必要な職員となることができます。
・認可保育所や認定こども園において、朝夕の子どもが少ない時間帯等の一定の条件の下で、保育に必要な職員となることができます。(いわゆる「みなし保育士/みなし保育教諭」)
〇まとめ
この記事では、家庭的保育事業の概要、家庭的保育者になる方法やできることをご紹介しました。
・0~2歳の子どもを小さい規模で保育したい
・自宅の空きスペース等を活用して保育事業を実施したい
・保育士資格は持っていないが、保育業務に従事したい
上記のような方は、家庭的保育事業を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
各種研修が6月から申込受付を行います。ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね。