保育士以外で保育の仕事がしたい方
保育士以外でも保育の仕事ができます
「子どもたちと触れ合える仕事がしたい。でも保育士資格は持ってない」
そんな方にも保育補助として保育所などで働くなどの選択肢があります。
保育士資格を持っていなくても所定の研修を受けた者であれば一定の条件下で保育士としてみなせる制度が出来たため、待機児童・保育士不足の解決策として保育補助者のニーズが高まっています。
「子育て支援員」という資格があります
地域において保育の担い手となってもらうための資格として「子育て支援員」という制度があります。
保育の専門知識を習得するための研修を受けられるため、多くの保育補助者・家庭的保育者・看護師の方々が資格を取得しています。
茨城県の保育の現状
県内で働く保育補助者ってどれくらいいるの?
A900名以上の方が保育補助者として働いています
令和3年度の県の調査によると、県内で働く保育補助者は私立の保育所で583名、私立の認定こども園で331名いました。これは平均して1つの保育所に1.8人、認定こども園に2.5人いる計算になります。
保育補助者はどんな仕事をするの?
A子どもたちと直接接しながら保育士をサポートします
保育補助者も基本的には保育士と同じように子どもと遊んだり、食事・おやつの準備、片付け、お散歩の同行、寝かしつけ、おむつ交換、日誌の記入、保育室の掃除や消毒などを行います。
施設によりますがクラスの担任は持たず、担任を持つ保育士のサポートを任される場合が多いようです。
保育補助者も保育士とみなされることがあるって本当?
A研修を受けると保育士とみなされる場合があります
保育所等では子どもの数に応じて配置しなければならない保育士の人数が決まっていますが、朝夕等の子どもが少数になる時間帯や、1日8時間を超えて開所している保育所などでは、保育士資格を持っていない方も所定の研修を受けていれば一定の条件下で保育士とみなせる特例制度があります。
代表的な研修には、県が実施している「子育て支援員研修」があります。14時間～30時間程度の講義や実習を受ける内容となっており、受講料は無料です。
保育士以外で保育の仕事がしたい方に対する制度
茨城県では保育士以外で保育の仕事がしたい方をサポートするため、助成制度や研修を実施しています。
資格や経験はないけど、保育の仕事がしたい
「子育て支援員」になるための研修を実施します
どんな制度・事業?
保育士資格を持っていない方でも、研修を修了し「子育て支援員研修修了証書」の交付を受けることにより、保育や子育て支援分野に関する必要な知識や技能等を修得したと認められます。
どんな目的で実施するの?
小規模保育事業や家庭的保育事業等をはじめとした、地域における保育・子育て分野の担い手となる人材を確保することを目的として実施します。
どんな人が対象?
茨城県に在住・在勤・在学し、保育や子育て支援の事務所等で勤務・活動を希望する方。
いつ実施するの?
- 募集期間：令和6年7月1日(月)〜7月31日(水)
- 受講期間：令和6年8月29日(木)〜11月29日(金)
詳しい事業内容は?
子育て支援員研修
問合せ先は?
株式会社 東京リーガルマインド 福祉支援事業部 茨城県子育て支援員研修事務局
03-5913-6225
月〜金(祝祭日を除く)9:00〜17:00
資格や経験はないけど、保育の仕事がしたい
「保育ママ(家庭的保育者)」になるための研修を実施します
どんな制度・事業?
保育士資格を持っていない方を対象に、家庭的保育者になるための研修を、県が委託して実施します。
※家庭的保育者になるためには別途「子育て支援員研修」の修了が必要
どんな目的で実施するの?
研修を修了することで、保育士資格を持っていない方でも、家庭的保育者になることができ、小規模保育事業所や家庭的保育事業所を開設(勤務)し、保育の受け皿の確保につながります。
どんな人が対象?
保育士資格を持っていない方
いつ実施するの?
夏から秋にかけてWEBでの座学、その後保育施設での実習を実施します。
詳しい事業内容は?
家庭的保育者認定研修
問合せ先は?
株式会社 ポピンズプロフェッショナル 企画営業部 茨城県家庭的保育者認定研修係
03-3447-5826
月〜金(祝祭日を除く)10:00〜17:00
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